Ersa のある街 Wertheim ヴェルトハイム(荒井)

こんにちは、ダイナテックプラス代表の荒井謙光です。

ローテーション制でブログを発信して行こう! と決めてから、初めての順番が私に回って来ましたが、、、先行のスタッフの記事が思いのほかハイクオリティで、自らハードルを上げてしまった事を後悔しています。

酒とバラと出張の日々(自己紹介)

さて、Ersa の最大セールスポイントは、ワールドワイドな製品やサービス提供なのですが、そんなお仕事をしていると、おのずと行動範囲までワールドワイドになってしまうのは避けられず、国内のお客様への訪問に加えて、お客様海外拠点への訪問、各国の Ersa オフィスへの訪問も合わせると、常にどこかへ旅をしているのが宿命であります。

コロナの影響で、2年以上海外出張がないというのも初めての経験ですが、それでも、国内の出張は多いですし、事務所にいても子供が起きている時間に帰れる事は滅多になく、家族が寝静まった家に帰り、一人ひっそりとお酒を飲んで寝る日々ですので、子供には「たまに家にいるおじさん」と認識されているのかも知れません。

そんな仕事スタイルですが、半ば諦めてか、何事にも没頭してしまう私の性格を知ってか、「(身体を壊して死なない程度に)好きにしなさい」と言ってくれる妻と、毎日、一生懸命に会社を支えてくれるスタッフのみんなに、心から感謝です。

ロマンチック街道の休日

私、プライベートでは家から一歩も出ずにゴロゴロしていたい出不精なのですが、ことお仕事となると、なぜか、国内海外どちらも、色んな所へ旅するのはテンションが上がります。会社のお金だからですかね。

その中で、特に毎回楽しみなのは、やはりドイツの Ersa への出張です。そこで今回のブログでは、Ersa のある街、ヴェルトハイムをご紹介したいと思います。

ヴェルトハイムは、日本でも有名なノイスヴァンシュタイン城(浦安にあるお城のモデルですね)をはじめ、美しいお城や教会などが集まった観光エリア「ロマンチック街道」の端っこにギリギリ入っている、マイナーな 静かな観光地でもあります。普通の観光ガイドですと、ヴュルツブルクという街が出てきますが、その隣街です。ヴェルトハイムの名前が出ていたら、けっこう玄人向けのマニアックな観光ガイドかも知れません。

Ersa のある街 ヴェルトハイム1

ヴェルトハイムは、12世紀に建てられたヴェルトハイム城が丘の頂上にあり、丘の下に広がっていた城下町が今でも残っている、静かな街です。日本人である私が初めて到着して思ったのが「ロマンチックぅ〜」でした。当時まだ今よりは多感な30歳前後とはいえ、野郎が、仕事で、しかも単身で行ってそう思ったのですから、きっと多くの人がそう思うでしょう。なにしろ、建物や街全体の雰囲気が、浦安のあの国にそっくりなんですよ。というか、そもそもこういう街並みをモデルにしているんですから、そっくりなのは当たり前なんですが、その本物が目の前にあって、実際に人が生活しているのに、妙に感動したのを覚えています。

日本と違って地震が全くない地域なので、古い石造りの建物がずっと残っていて現役で使われているので、私がいつも泊まるホテルも築200年、Ersa メンバーと行く老舗レストランは築400年、、、と、日本の古民家カフェが裸足で逃げ出してしまいそうなレジェンド級の建物が、今も普通に現役で使われているんです。若い頃、築50年のボロアパートに住んで侘しい思いをしていたのがバカらしくなりますね。

建物が古いですから、ホテルでは部屋の音は廊下に筒抜けだし、インターネットなど使い物にならないけど、ロマンチックなので大丈夫です。あと、安い部屋のせいかも知れませんが、ベッドがすごくちっちゃいです。大柄なドイツ人でも、落っこちない様に上手に寝るのでしょうか。

Ersa のある街 ヴェルトハイム3  Ersa がある街 ヴェルトハイム2

ロミオとジュリエット

さて、Ersa では初めてのビジターがいると、ヴェルトハイムの観光ガイドを手配してくれます。その時に聞いた豆知識を一つご紹介します。

ヴェルトハイムの古い建物を見ていると、二階、三階と、上の階になるほど、外に張り出している建物があるのがお分かりになりますか? これは、昔は「土地の境界線が空中に及ぶ」という概念がなかったらしく、それを良い事に、知恵の回る家主が少しでも床面積を稼ごうと、上の階ほどちょっとづつ張り出させる方法を思いついたのだとか(浦安でもちゃんと再現されてましたので、行かれた時は見てみて下さいね)。しかし後日談があり、上の階を目一杯張り出させた結果、隣の家の窓とも手が届くほど近くなってしまい、家主が昼間仕事で留守の間に、奥様は隣の家の窓の向こうのイケメン男性に、恋をしてしまったのだとか。。。

どこの国でも、窓の向こうの異性には、ロマンを感じてしまうものなのですかねぇ。でも結局は、手が届かないぐらいの距離があった方が、幸せなのかも知れませんね。

Ersa のある街 ヴェルトハイム4  Ersa のある街 ヴェルトハイム5

ブギウギ列車ドイツ便

ヴェルトハイムでの楽しみといえば、やはり Ersa のメンバーとのパーティーやディナーです。日中は真面目に仕事をしますが、夜になると、Ersa でもメンバーの親睦を深めるためのパーティーを催してくれますし、それが終わると、お酒好きのメンバーが残って、朝まで飲み明かす、、、というのが恒例になっています。

ドイツというと、ビールはもちろん美味しいのですが、ワインもすごく美味しいです。ヴェルトハイムは穏やかな気候の丘陵地帯にブドウ畑が広がっていて、赤ワインが名産の様なのですが、、、そちらはぶっちゃけ微妙です。初めて飲んだのが、たまたま大ハズレの年だった様なのですが。私が特に美味しいと感じたのは、ヴェルトハイムが属するフランケン地方名産の白ワインです。丸いダルマの様なビンが特徴で、リースリング種というブドウを使った極甘口のワインなのですが、「渋いフルボディほど偉い(←間違い)」という風潮がある赤ワインとは違い、子供でも飲めてしまうのではと錯覚するほど甘いブドウジュースの様な素朴な味は、私にはブッ刺さりました。あと、最近お酒屋さんでも見かける様になりましたが、ハーブが入っていて、ホットで飲んでも甘くて美味しい、グリューワインも大好きです。

また、パーティーが程よく乱れて来ると、いよいよシュナップスを小さなグラスに注いで乾杯 → 一気飲みの無限地獄(天国)が始まります。シュナップスは、ジンやラムの様な蒸留酒で、ナッツやベリーなど様々な味がありますが、度数が強いので、ぶっちゃけ味なんか分かりません。でも、仲間同士で何度も乾杯して、一気飲みをして、内臓の熱さに悶絶して、気づいたら翌日の朝、、、というルーチンは、いつでも楽しいものです。いつもヘベレケのせいか、お酒の写真を探したのですが、見つかりませんでした。

パーティーでは生バンドの演奏もあったりするのですが、余興で音楽好きの Ersa メンバーがステージに上がる事もあり、私も何度か演奏させてもらった事があります。ヨーロッパの人にとっては、東洋人の名前は発音も難しく、非常に覚えづらいらしいのですが、接点が少ないメンバーにも演奏のおかげで「日本のロックンロール・ガイ」と存在を覚えてもらえて、Ersa メンバーの中にも比較的早く溶け込めた様な気がします。私はどちらかというと過激な音楽が専門でしたので、初対面の大勢の人前で演奏する時は選曲が難しいですし、本当はストラップが長くてギターが膝ぐらいの位置にないと落ち着かないのですが、それでも若いころ勉強そっちのけで熱中した音楽が、意外な所で役に立つものだなと感じました。

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早く世界中でコロナが解消されて、仲間とまたヴェルトハイムでドンチャン騒ぎが出来る日が来ると良いなぁと思います。

荒井謙光